犯罪者に狙われやすい家の特徴
親の世代から代々暮らしている一戸建ての和風住宅には、アチラコチラに経年劣化が出てきている恐れがあります。
毎日暮らしている住まいだからこそ、逆に住民の方が設備の痛みに気づきにくい難点があります。
照明器具や瓦屋根、庭の倉庫や縁側の扉、窓ガラスや石垣、そして最も確認しておきたいのが玄関や裏口の「鍵」です。
鍵が劣化していると、犯罪に遭遇するリスクが上がります。
近年では各地で空き巣被害が多発しており、警察の方でも一般住宅への危機管理意識アップを啓発しています。
オレオレ詐欺同様に、特に高齢者だけが暮らす世帯は、犯罪者のターゲットにされやすい傾向があります。
犯罪者は入念に下準備を進め、狙いやすい世帯を調べてあげていきます。
高齢者だけが住み、なおかつ裏口の鍵が壊れてている、あるい玄関先の鍵が古い型のまま、こういった特徴に合致するお宅は、犯罪に遭遇するリスクが高くなりますので、早めに確認をしておき、危険を感じたら早急に対策をすべきです。
古い型の物は、ピッキング等の手法で簡単に開けられてしまいますし、巨大なペンチやバール等の工具で半ば強引に壊されてしまう事もあります。
また古い型のまま交換せずに暮らしている家庭は、犯罪者の視点から「この家はセキュリティに関して意識が薄い家」だと見られてしまい、空き巣の良いターゲットにされてしまいます。
近年の犯罪者は知能犯であり、防犯カメラや番犬や砂利石がある家などは、侵入が難しい、侵入が気づかれるといった理由からそもそも最初からターゲットにしません。
その結果、言わば消去法的に高齢者だけで暮らす住まいの設備が老朽化したまま改善されてない家が標的にされます。
鍵の交換作業は日曜大工とは勝手が異なる作業ですので、プロにお願いすべきです。
最新版の物に交換してもらえば、住まいの安全性が高くなるため安心して、再び暮らせます。
特に日中、お買い物や介護、通院など、決まった時間帯に家族が一斉に留守になるお宅は、犯罪者に隙が多い家だと狙われやすいです。
生活サイクルを変える事は難しいですから、裏口や玄関先の設備を交換し、最新型にする事で安心感を高めましょう。